kokorononekkoのブログ

自分が裸になることで見えてきた景色たち

お姉さんとの出会い

もう3か月ほども前のこと。


とある、女性と出会う。
出会うというと大げさだけど私には出会いとしか思えない。


私はその女性の営む、住宅街にある小さなお店にランチに行った。


事実はたった、それだけのこと。




それだけのことが、今、大きな意味に思えている。


お姉さんの言った言葉が頭から離れない。


初めてお店に来る私に、何気なく出た一言。
私には大きなヒントだった。


出会うべくして、出会ったのだと確信した。



とっても魅力的な女性だった。
見た目、というよりも空気感が、自然で、でも綺麗で、心地よく、
お店に入ってその空気を感じると同時に一瞬でこんな女性になりたいと心で感じた。




これは夢だったのかと思ってしまうほどの、儚い一瞬の時間。
初めてで最後の、一度きりのランチ。


職場で異動になり、
たまたまお昼の用意をしていなくて、
たまたま同僚が声をかけてくれて、
ランチすることになり、
そしてたまたま職場に一番近かった、
そのお店。


偶然が起こした奇跡で出会ったお店。
その狭いお店で出されたのは
とっても美味しいオムライスだった。


「丸2年続けてきたけど、今日で営業をやめるんです」
「来てくれてありがとう」


そうして、食後に、
「余らせても仕方ないから」とコーヒーを淹れてくれる。
「あ、失敗しちゃった、もう一回淹れなおすね」


お昼休みの時間を気にしつつも2回目のコーヒーを作ってくれた時に出た言葉が、
私のヒントになった気がしてやまない。



その時は気づいていなかったけど、潜在的な意識の中で心地いい場所と思えるような
お店をもちたいと考え続けてきた私。


お姉さんのお店に、居心地の良さと自分の心を揺さぶられる感じのした私。
今考えるときっと、潜在意識が動いていたんだと思う。


私に、
このお店をはじめたきっかけ、
それが突拍子もない行動だったこと、
そして2年やって思い知ったこと


たった一言で、簡単に教えてくれた。



お姉さんから感じたことは
感じたまま自由にしたいことをできるんだよということ
ただしそこには、厳しいこともあるということ
女性一人の力では限界があるということ
だけど
そうなったときに道を修正することもできるんだということ



今の私にとっては大きなヒントだったと思う。
偶然のような必然。