kokorononekkoのブログ

自分が裸になることで見えてきた景色たち

秋のメッセージ

すべてありのままでいい
すべてのものが、ただそこにあるだけでいい
自然の教えてくれたメッセージ


それを素直に自分のモノにできてから
私は格段とよくなった
自分の存在を認めることができるようになり、
そうすることで他人のことも受け入れることができるようになった


すべて、そのままありのまま。
それだけですべてがみたされる。ということ


大人の、人間の作り出した
常識、理屈の色眼鏡で見ようとするから
多くのモノが歪んで見える。



秋はさみしいものだと思っていた。


あれだけ青々と茂っていた夏真っ盛りの葉が
北風に煽られて散っていくから


それを物悲しく捉えていた私は秋をさみしく感じ苦手だった。


でもそれは私の意識が悲しかっただけ。



世界のすべてがありのままでいいとわかってから
初めて迎えた秋は実りに満ちたものだった



散りゆく葉が終わったいのちのように目には映るけど
実は
散って地面に落ちてしまっても終わりではなくて
場所を変えてほかのいのちと触れ合い、土にかえり
また、次のいのちを生み出していけるんだっていうメッセージに見えた


そうしたメッセージを受けてふと見上げた木に
数少ない葉がついていた
その葉は虫食いの穴だらけで
前の私なら、汚いと思っただろう


でも、今の私にはその虫食いの穴の向こうに透けて見える
青空をみつけることができた


誰かに傷をつけられたように見えても
その傷はその誰かのいのちを救っていた証で
傷は目に見える傷として残りつづけ、なかったことにはできないけれど
その傷でさえも存在していていいのだと認めることができたら、
次はそれを抱えながら
その向こうにまた新しい景色を見つけることができるんだっていうこと


物悲しく映る景色も、悲しいからと言って目を背けずに
よく見つめることができたから
こんなにも素敵なメッセージを受け取ることができていた


ひとつ、また季節が変わって自分の実りも実感できた秋だった