kokorononekkoのブログ

自分が裸になることで見えてきた景色たち

12月

忙しい12月。
クリスマスも終わって慌ただしく年末。


・・・そんな世の中。
私はというと。


今月の結婚記念日、それも10周年の節目の年。
その日は同僚と仕事帰りに向き合ったYOGAに心をおき。


クリスマスイブにはかろうじて家族と食事したものの、
クリスマスケーキも作ったものの、
夜にはひとり、ランニング中に出会った
幻想的な美しい、だけどどこか怖気づいてしまうような夜空に心を奪われていた。



きっと今から迎えようとしている年越しも
社会的風潮を全く無視して
自分の世界でもって迎えるんだろうと思う。


それが、きっと素敵なものだと推測もできている。
根拠はないけれど、間違いない。確信している。



社会的な常識が悪いとは思わない
むしろ、伝統だったり、趣があるものもある
けれど
自分を深めるために、今の自分には必要ではないみたい。



結婚10周年のYOGAでは
レッスン前の食事で同僚と深い話ができ、
友人になれたような気がした。
そんなゆったりした話のできる落ち着いたカフェにも巡り合い、
YOGAでは呼吸とともに心地の良い自分の心と体のつながりを深く感じた。


クリスマスイブには
連休最終日らしくいつもよりも人通りの少ない街の風景が集中を高め、
満月翌日の夜空に、
その月に向かって伸びる3本の大きな飛行機雲が消えず
ぐんぐん大きくなり、放射線状に伸びてまるで光背のようで
思わず足を止め、見入ってしまった。
それは、私の目指す場所への想い、力、そんなものが
ずっと消えずに巨大化していく未来を暗示しているように
なぜか、そんな風にとれて
ワクワク、ゾクゾクして、少し怖いくらい
だけど必ずすべてがかなうんだろうという、確かなものを感じた。



これまでの人生で
ここまで、自分の心の揺れがうれしく幸せに感じたことなんてなかった


自分の心は、一般的な人のモノよりも
傷つきやすく、感じやすく、繊細で
それが私の一番のプライドとなって自信を持てるようになった今、
私はとっても幸せだ。


これまでは、そんな自分の心を、
ただ脆いものでいらないって思っていた。
馬鹿にされることが怖くて
人前では押し殺して生きてきていた。
一人の時も、向き合うことなくごまかして
仮面を外すこともなかった、外すべきでないと思っていたし
そうすることがもう無意識的に自分の習慣になっていた。



そんな自分をやめて、この私だけの心を誇れるようになったんだなぁ


身体じゃなくって、中身が私。
中身の私は、いつか体が動かなくなる時がきても、
きっともう、生き生きと何でもできるんだろう。
そしていろんな人の中身の中でも生きていけるんだろう、
それだけ自信を持てるようになったんだ。


きっと、この史上最高の自分よりもさらに
もっともっと幸せを感じて
もっともっと自分の心地いい場所が見つかる
そんな気がする


私の求めていた、欲していたものは
結婚10周年の記念やお祝いなんかじゃなくって
クリスマスのプレゼントや甘い時間なんかでもなくって
自分の中に、あったんだと思えた
そんな12月だった。