kokorononekkoのブログ

自分が裸になることで見えてきた景色たち

うちなー旅④

ここでいっしょになにかしましょう!!


沖縄の旅についてきた同僚が、
ビーチに向かう途中で寄ったとあるカフェで言う。


彼女は、沖縄ではない、別のとある島に強烈に惹かれている。


私は、なぜか、沖縄。


地理的に、いろんな土地に詳しくないこともあり
旅の経験が少ないこともあり、
行きたいところとしてぱっと浮かんだのが沖縄だっただけなんだけど。


彼女の場合は、
とあるきっかけでその島の名前を知り、なぜか強烈に惹かれたという。
土地の魅力でもない、名物でもない、
名前を聞いて・・って 
なんか運命のような話。


そこまで、一瞬で引き込まれるものがあるって
それに気が付ける純粋さって
とっても誇れるものだと思う。


根拠も何もないけど
彼女はきっとその島になにかゆかりがあるんだろうと思う。


生まれも育ちも京都で、京都を離れて暮らしたことはないらしいけれど
きっと、そこへ行くことが転機になるんだろうと思う。


彼女はその島での生活を考えている。
いまの生活から逃げるみたいだけど・・と、前置きしながら話す彼女は
半分は逃げるように、
けどもう半分はそこへ導かれるように私には見えた。


そこが、逃げ場ではなくて、
逃げ場ととらえてしまう、まだまだ現実世界に染まった私たちだけど、
きっと、還る場所が、そこなんだろう。


そのことにも少し、気が付いているけれど、
なんとなく認めきれず、気づくことも怖く、気のせいにしてしまって、
逃げているみたいだけど・・と、無意識のうちに自分の中で、
還ることを 逃げる と変換しているんだろう。


なんとなくわかる。


ただ、彼女は、半分は、本当に現実世界が受け止め切れなくなっていて
私が、沖縄に住みたいというと、
私も、一緒に行きます と 言うのだ。


それは違う。
と、伝えたい。


あなたはあなた、私は私。


一緒でなくっていいんだよと。
どちらもがしたいようにして
そこで一緒にいられたらそれはとても楽しい時間だけど
私のしたいことに、現実から逃げるように、
還るべきところでないとこでないとこへ向かうのは違う。


伝えることは難しい。


彼女にとって、まだ、この世界は一人で生きていくには厳しい。


いろんなことが、彼女を傷つけ、不安にさせてきていた、
そんな半生を、ひょっとしたら遺伝子レベルのものを・・何かを見てしまう私。


あなたは、あの島にそれだけ惹かれているのに、
沖縄に住むと切り替えちゃうなんてもったいない。
行ってみて、悩んで、決めよう。


それで、沖縄だと感じたなら、その時は一緒に何かしよう!


そう話した、沖縄のカフェ。
帰宅の7時間ほど前だった。




あれからもう半月が過ぎた。
彼女は、その島へ行くために、情報収集に忙しくしている。
旅行へ行った際には市役所へも向かうつもりしているし、
車移動が基本だから免許取ろうかな・・と本気。



私の方は
少し時間を置いて分かった。


沖縄はすごくよかった。住みたくもなった。
けれどすぐに住む場所ではない。
私は、もう少しこちらでやるべきことが残っている。
それも、かなり本気で生きていかないと、覚悟を決めてしないとできないこと。
だけど、私にしかできない、とても大切なこと。


それを全うしたら
沖縄に住みたい。
たくさん精いっぱい生きた自分へのご褒美にしたい。


楽しいか、つまんないかはわからないけれど
移住することができた私は
きっと、そこでの暮らしの楽しみ方を
今よりもっともっとわかった自分でいられるような気がする。



さあ、ご褒美をうけるために、
そろそろ動きますか。


まずは、準備運動から。