kokorononekkoのブログ

自分が裸になることで見えてきた景色たち

七夕

日付の変わった今日は七夕。
七夕を意識するなんて何年ぶりだろう・・


ここ数年私にとっては
子供たちが七夕の飾り作りに夢中になっている季節。
雨の多い季節。
乾燥機にかけたくない子供服の選択が溜まる、憂鬱な季節。
子供に時間を割きたいから少しでも手入れが楽なようにと切ったショートヘアが言うこと聞かない季節。


毎日のそんなあわただしいことに追われ、気づけば過ごし終えしまっていた、
母としての私にとっての七夕。



今年は


雨の音を心地よくも感じ、
乾燥ができない服なんて数日間着ないようにすればいいだけやん、
髪は独身時代のロングに戻してみたらちょっと女子っぽくもなれたり、


そんな
数年の、勝手に作り上げていた「母としての私」から
少し囚われがなくなった、自分と過ごす季節。



いいものかもしれない。





そして今年の七夕ナイトはとある知人にとっても特別なもので。
夢をまた一つ実現する夜になりそう。


私はそんな夜をそっと応援している。


本当は、その知人のその時の顔を見てみたい。


人が、描き続けた夢をひとつ、自身の力、自身の出会いをとおして、ようやく叶えるとき、どんな表情をするものなのか。


30代でも夢を持つ、というよりも、
実現可能な夢だと何よりも自分を信じ切って、
確信をもって、
自身と向き合い、
時には軌道修正し、
そんな柔軟な、でも、ひたむきな少年のような心で
毎日生活をしているってどんな気持ちなんだろう、と
いつもキラキラ輝いているその知人を通して感じてみる。


夢を持って生きてきたことなんてなかったから想像できないけど
ずっと抱えていられるほど、そして一歩ずつ、時には回り道しながら、
でも着実に自分で自分を味わいながら歩んでいる夢の旅路は
心地いいものなのだろうか。
痛み、苦しみ、孤独を伴うものなのだろうか。
その両極のことに心を揺さぶられながらそれでも抱えていたいと思える大切なものなのだろうか。


今日の夜更けはちょっとそんなことに想いを馳せる七夕ナイトになりそうな予感。


そんな知人に憧れている自分を感じてしまう。
そしてそう憧れる自分もまた、正直な自分なんだなぁ。