ないと思っていたもの
運動能力
美的センス
まーーーーったくないと思っていた
当然のように
走ればビリだし
絵を描けば何か違う
だけどねぇ
自由にしていいよと
卒業記念に描いた絵は
我ながら素晴らしい出来で
大好きなテイストを1枚の板に詰め込んだ
思い出したんだ
ないんじゃなくって
やりたくなかったからやる気がなかったんだ
走ることも
絵を描くことも
走ったら1番を目指さなきゃなんないんだもん
絵を描いたらそっくりに描かなきゃなんなかったんだもん
学校の教育ではそうだったし
私の場合は家庭でもそう教えられてきた
競争は、勝つもの
モデルに、似せること
そういうことを、したくなかっただけなんだ
できない
ない
ではなくて
したくなかった、自分の姿だった
競争しなくて走りたいときに走りたいだけ走りたい速度で走ること
モデルはなくって自分の思いを自分のできる方法で自分の好きなように表すこと
今、大好き
これがないともう自分ではなくなっているかもしれない
私は枠組みにいたくないタイプの人間なのだった
枠組みの中では”ない”とされることって
枠を抜けちゃえば”全て”なんだ
枠って?
学生の時は教育だったけど
今、大人になって
枠ってないよね??
あると思っていた、大人の枠って
ただの自分が決めた自分の思い込み
それって
幻想やん??? ね
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