kokorononekkoのブログ

自分が裸になることで見えてきた景色たち

露わになった

世界中が大変な様相になっている


なんというか


根本的なことが
誤魔化しが利かなくなっているだけで


もともとこの世界で生きるということはこういうことなのだ


人間だけの世界ではない、経済的成長を求めるだけの日々ではない、
ということを忘れがちだけど
そういうことでは決してないんだ


本来の姿に近づいたように見える


何かを恐れて生きていくしかないのだ
その何かは


いつ自分が死ぬかもわからない
生きているとしても大変なストレスや不安を抱えることになるかもわからない


その中でどう生きていくのか、
短い一生を突然終えねばならない時に何かを残すことができるのか




もともと
世界は一刻一刻と変化しているし
想定通りの未来なんてない


もともと
一人一人違うから
誰もが常に幸せな社会なんてない


それが露わになったんだなぁと




目の前は大変なことになっている
実際に実害がなくとも


道を歩けば人は少ないし
満開の桜を見ている人でさえもまばらで
これまでの桜の季節を考えると奇妙だけど
これまでのそれの方が 実は偽物だったんだろう


何かで浮かれたい、騒ぎたい
自分の中に湧いてくる不安をごまかす”何か”を探す日々
それがいつしか多くの人の中で
生きることとすりかえられていたんだ


本来、不安なものなのだろう 生きるということは
そして不安が常にあるからこそ
ほんの小さな幸せを感じ取れる繊細さを持っていられたのだろう
そしてその小さな小さな幸せで満たされることができていた


自分をごまかせるための口実
大きい、派手な、イベントやリフレッシュはなくてもいいはずなのだ


常に、不安と幸せの中で微細に揺れている自分たちで
そうしている中で懸命に生きることができていたはずなのだ





私はただただこれまで通り
自分に嘘がつけない人間だから


目の前に映ることに苦しみ悲しみ
時々、自分の中に立ち返り
何かの希望や嬉しさに出会えたらいいな


そんな微細な感覚を、しっかり味わって生きていく